家族のように想い合う、温かな信頼関係
受入れ企業情報
- 都道府県
- 愛知
- 事業内容
- 電気機器製造業
- 技能実習生
- ベトナム国籍
- 特定技能外国人
- ベトナム国籍
外国人材に対する評価(5段階評価)
Q 実習生の受入れを始めたきっかけを教えてください
当社が2018年に技能実習制度を導入したきっかけは、生産活動を支える安定した人材の確保が課題となっていたためです。法改正による雇用環境の変化や人材確保の難しさが深刻化する中、生産性や製造能力を維持・向上するためには、長期的に活躍できる人材が不可欠でした。また、技能実習制度は、「人づくり」と「国際貢献」という大切な役割を担う制度です。当社はその意義を大切にし、実習生一人ひとりの成長を支援しながら、会社の持続的な成長と安定した事業運営を目指して導入しました。
Q 初めて実習生を受入れたとき、心配なことはありましたか?
言葉や文化の違いに加え、母国のご家族にとって、大切なお子様である実習生をお預かりする責任の重さに不安を感じていました。しかし、実習生のみなさんの真面目さや努力する姿勢に触れる中で、安心して生活し、技能実習の課程を修了できるよう支援するとともに、お互いが成長できる関係づくりを大切にするようになりました。
今では、実習生のみなさんが日本での経験を自信に変え、夢や目標を持って笑顔で母国へ帰っていく姿を見ることが、大きな喜びの一つとなっています。
Q 実習生の仕事に対する姿勢はいかがですか?
実習生たちはブレーカーの組立や溶接を担当し、周りの日本人スタッフやベトナム人の先輩に支えられながら、日々まじめに前向きに仕事に取り組んでいます。初めは慣れない中でのプレッシャーもあり、とても緊張して作業をしていることがわかります。しかし、基本的に器用なので、時間が経てば、とても早く正確に作業ができるようになります。
また、慣れてくると「もっと難しいものに挑戦したい!その方が楽しい!」と言ってくれます。意欲的な姿勢に感心するとともに、教え甲斐も感じています。
Q 仕事を教える際に何か工夫をされていますか?
入社したばかりの実習生は、日本語の聞き取りや会話がまだ難しいため、ゆっくりと話し、必ず質問して正しく理解できているかを確認します。作業は目の前でやって見せて、実際にできるかやってもらいます。理解を深めるために作業の動画を利用したり、専門用語を先輩の実習生に通訳してもらうこともあります。また、スピードや正確さは個人差があるので、実習生一人ひとりの性格や特性なども踏まえながら指導しています。
そして、何よりもケガをしない、不良品を出さないように常に声をかけています。1年も経てば、後輩を指導できるほど、大きく成長します。
Q どのようにコミュニケーションをとっていますか?
困ったことなどをいつでも相談できるようにチューター制を導入しています。普段から一人ひとりの状況や体調を気にかけ、いつもと様子が違うときは、個別に声をかけています。
課や班で社外イベントをすることもあり、仕事を離れて楽しい時間を過ごすことが、お互いの理解にもつながっています。実習生がベトナム料理をご馳走してくれたり、サプライズで誕生日を祝ってくれることもあります。若くて明るい実習生たちから、私たちもやる気と元気をもらっています。
Q 実習生の日本語力はいかがですか?
「実習生手帳」※を3年間書くことが、日本語能力の向上につながっています。書いてくれたことが会話の糸口になることもあり、私たちも内容を楽しみにしています。また、先輩の実習生たちが初年度の実習生に対して「日本語がうまくなりたいなら、日本人と話してきて!」と言って、日本人との日本語での会話を促しているようです。自分たちの成功体験を後輩に共有してくれています。
個人差はありますが、熱心に勉強する人が多く、3年間で日本語能力試験(JLPT)のN3以上を取得することが、うちの実習生全員の目標になっています。
※実習生手帳:当組合オリジナルの実習生用の手帳。感謝の気持ちや仕事へ取り組む姿勢など、社会人として必要となる思考を養う手帳。日本語で綴るため、継続することで日本語学習にも寄与します。
Q 実習生の受入れを考える企業様へ一言お願いします。
技能実習制度は人材確保だけを目的とした制度ではなく、「人づくり」と「国際貢献」という大切な意義を持つ制度だと考えています。実習生のみなさんと向き合い、仕事だけでなく生活面も支えていく中で、私たち自身も多くの学びや気づきを得ることができました。受入れには責任が伴いますが、それ以上に実習生の成長を間近で見られる喜びがあります。ぜひ、技能実習生一人ひとりを大切な仲間として迎え入れ、共に成長できる関係を築いて頂ければと思います。
(取材:2026年7月)