日本語作文コンクール
実習生の作文を紹介します
実習生の作文を紹介します
2023年度実行委員長ごあいさつ
第15回より従来の「ありがとう」というテーマから、より幅広く多くの技能実習生たちの”声”を聞きたいという思いから「日本語作文コンクール」と改称致しました。 はじめての日本での生活で感動した出来事や感謝したい人のこと、これから頑張っていきたい事、困難を乗り越えられた経験など、これまでとは少し違った技能実習生たちの様子 をうかがい知ることができました。
言わずもがなではありますが、技能実習生を受入れ共に就業するということは企業にとって並々ならぬエネルギーを必要とします。技能実習生もまた各々が異国の地で自身の決 断はこれで良かったのか?自分に足りていないところは何か?どうなったら自分にとって成功と言えるのか?不安に押しつぶされそうになりながら懸命に努力をしています。お互いの心のこもった”歩み寄り”が双方の隙間を埋めてくれるのではないかと思います。
言葉の違い・文化の違い・歴史背景の違い・宗教感の違い数え上げると違うことだらけです。しかしながら違いがあるからこそお互いに学び、尊重し成長しあえる、その結果ひとりひとりにとって豊かな人生観へと繋がっていくような気がします。
そして、そのような関係が1人・1人と増え、やがて1,000 人・2,000 人と連鎖し10万人・20万人とまさに文字どおり国を越えた友好の輪が日本中に拡大していくことはどんな に素晴らしいことかと思えてなりません。私自身微力ながらではありますが、その大切な一歩一歩を切り開いていこうと気持ちを新たにした次第です。
本文ではあえて自筆原文のままを掲載しておりますので、誤字脱字・文法違いがございます。温かい目で見守って頂ければ幸いです。応募下さいました技能実習生の皆様・実習実施機関様(受入れ企業様)、また多大なご支援・ご協力をいただきました企業様、審査に携わり下さいました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
日本語作文コンクール実行委員会
委員長 金丸 久雄
協同組合関西技術協力センター 代表理事
「日本に来て初めての経験」
NGUYEN THI PHUONG NHI
(ベトナム/2023年4月18日入国)
受賞した今の気持ち
今日、私はここに座ってこの言葉を書いていますが心の中ではまだ、このことが信じられません。この賞の受賞は本当に素晴らしく、信じられないほどの栄誉です。今日の機会を得ることができ私を会社と組合に連れてきてくれた運命に心から感謝します。
この題材を選んだ理由
日本に来る前は、日本語が苦手だったので日本人と一緒に働くのがとても怖かったです。しかし、班長と仕事をしていく中で私の考えは完全に変わりました。それで私は彼女が私にしてくれた事にどれだけ感動したかについて書くことにしました。
これからの目標・夢
日本語をしっかり勉強して、将来は日本語教師になるか、帰国後は日本語に関わる仕事ができるようになりたいです。
その他メッセージ
努力する限り不可能なことはありません。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
ニーさん、この度は最優秀賞受賞おめでとうございます!何物にも代えることのできない素敵な体験になったかと思います。それは全て、ニーさんの「ありがとう」という気持ちの大きさと、それを伝えようという強い気持ちがちゃんと皆さんに伝わった証です。感謝の気持ちが人に伝われば、その人も嬉しいし、ニーさんも嬉しいし、また周りの人たちも嬉しいですよね。1人の「ありがとう」という言葉は、たくさんの人を幸せにする魔法の言葉です。これからも「ありがとう」の気持ちを皆さんに伝えてくださいね。ニーさん、ありがとう!
「感謝は小さな行動からもたらせられる」
NGO THI QUYNH TRANG
(ベトナム/2022年5月11日入国)
受賞した今の気持ち
とても嬉しくてびっくりしました。この賞を受賞できるとは思っていませんでした。記事を確認してくれた上司に感謝します。
この題材を選んだ理由
この記事を通して、これまで私を助けてくれた人たちに感謝したいと思ったからです。
これからの目標・夢
通訳者になりたいです。私の日本語は今ではとても下手ですが、上達するように最善を尽くします。頑張ります。
その他メッセージ
日本語は難しいですが、やれば何でもできます。頑張って。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
チャンさん 優秀賞おめでとう。私もチャンさんの受賞、とても嬉しく思います。チャンさんが日本に来て、1 年経過しました。とても日本語が上手になりましたね。 作文に書いてあるようにたくさんの皆さんとの楽しいふれあい、そして感謝。日本での生活の充実ぶりがよくわかります。今後も、もっともっと日本語を勉強して通訳の仕事ができるよう、頑張ってください。最後に毎日明るくまじめに仕事に取り組んでくれて、私からも、「ありがとう!」。
「違いを尊重してくれてありがとう」
MARIA SEPTI ANGGRAENI
(インドネシア/2022年12月26日入国)
受賞した今の気持ち
この作文を通じて参加し、自分の気持ちを表現できることを嬉しく思います。評価していただけることは私にとって誇らしいことです。とても感謝しています。
この題材を選んだ理由
イスラム教についての私の知識を皆さんと共有できることがとてもうれしかったです。
これからの目標・夢
私が将来望んでいる生活は欲しいものリストを叶えられるだけの貯金をすることです。新しい国に旅行し、地元の名物料理を味わい、見知らぬ人とおしゃべりしたいです。
その他メッセージ
私の書いた作文が他の人たちにお互いに理解してもらえれば幸いです。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
日本語作文コンクール「優秀賞」おめでとうございます。弊社インドネシア一期生として選ばれたこと誇りに思います。私達もイスラム教に対する知識がなく不安にさせたかもしれませんが、お互いに歩み寄りながら実習しやすい様にがんばりましょう。
「会社の人に感謝」
BUI THI HUYEN ANH
(ベトナム/2022年10月17日入国)
受賞した今の気持ち
このようなしょうをいただけておどろきましたし、とてもうれしかったです。
この題材を選んだ理由
なぜなら、わたしがにほんにあしをふみいれたとき、わたしにとってはすべてがきみょうだ。こんなどうりょうがいるとほんとうにしあわせです。
これからの目標・夢
わたしのもくひょうは、らいねんN3にごうかくすることです。わたしのゆめは、しょうらいにほんのけしょうひんをあつかうおみせをひらくことです。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
入社して1年以上が経ちましたが、毎日一生懸命頑張っている姿が見受けられます。これからも、体に気を付けて、周りの人と協力し、感謝の気持ちを忘れずに頑張ってください。アインのこれからの目標・夢が叶うように願っています。
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