受け入れ企業様の声
当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。
当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。
女性の検査員として実習生の受け入れをスタートしました。社員との仕事上の関わりが少なかったこともありますが、思っていたより日本語でコミュニケーションが取れたので、特に違和感はありませんでした。1期生3人には当然のことながらベトナム人の先輩はいませんでしたので、一生懸命日本語を話していました。女性が増えたことにより雰囲気が明るくなった気がします。
その後4期生で初めて男性の実習生を受け入れました。異様な雰囲気になることもなく、スムーズに受け入れられました。お昼休みは男女問わず実習生同士で集まり、10分休憩に日本人と交流しているようです。特に男性は日本人とペアを組んでいるので、よく話をしています。実習生と同じく若い社員も増えており、男性実習生は社員と一緒に飲みに行ったり、フットサルをしたりしてコミュニケーションを図っています。
ベトナムの送り出し機関で卒業生が働いていますので、面接以外での様子などこちらでは見えない点に関してアドバイスをもらっています。自己中心的でなく協調性があり、相手のことを認めることができる候補者を選びました。結果的に少し大人し過ぎたかな?と思うこともあります。「元気で明るく」さらに「協調性がある」人が理想ですが、元気で明るいあまり、自分勝手な行動を取られるのは困りますね。
体調不良でたまに休むことはあるものの、真面目で無断欠勤や遅刻はなく、勤務態度には問題ありません。大企業と違い様々な作業をするので、覚えるのはかなり大変です。きっちり理解している作業をやりながら少しずつ新しいことを増やしています。外国人向けの研修を受けさせており、その中で向き不向きを把握。それらを加味しながら作業の割り振りを決めています。
実習生が増えてきましたので、先輩実習生が後輩実習生を指導することがあります。指導するうちに、先輩実習生自身の意識が向上していきました。後輩は先輩に面倒をみてもらうことで、安心して作業をしています。ベトナム人の特徴でもあるのですが、年長の先輩が自らリーダーになって実習生を引っ張っていっています。
説明したことに対して「はいはい」と答えるので、本当に理解しているのかどうか怪しい時があります。日本語レベルの問題もありますが、理解していないのに理解したと言いたい本人の性格、人によっては早とちりも。「何をどうやるの?」とこちらから聞き直し、それに対して答えられるかどうかで理解度を判断しています。わからなくてもわかったと答えてしまうベトナム人の性格をあらかじめ聞いていましたので、それを受け入れてこちらから確認するようにしました。そこをきちんと理解した上で指導しないと、「言うことを聞かない」「違うことをやっている」という判断になってしまい、お互いにとってよくありません。ベトナム人に対する「理解」というひと手間がかかるのは事実です。
先日50周年記念の社員旅行で沖縄へ行きましたが、バス移動が多かったのでバス酔いが大変でした。添乗員に酔い止めをもらって治まったので、その後自分たちで薬局へ買いに行っていました。
文化の差で困ることはそれほどありません。むしろ偉いなぁと思った出来事があります。家族を大切にするというお国柄でしょうか。日本人にはあまりできない行動で年配の人に躊躇なくバスの座席を譲っていました。
最近は人数が増えてきたので個人差があります。日本人とペアを組んでいる男性よりも、総じて女性の方が日本語力はあるので、作業で日本語を使うかどうかは関係ないですね。やはり意識の問題だと思います。送り出し機関にいる間は「これから日本に行く」という目標があるから勉強するのでしょうが、来てしまうとそれ以上の目標がない実習生は困った時にしか勉強しません。ベトナムに帰ってからの目標がはっきりしている実習生は勉強しています。
日本語をきちんと理解できたら指示がスムーズに伝わるので、可能な限り日本語指導を行うようにしています。来週日本語能力試験がありますが、意欲的な実習生には問題集を渡し、回答をチェックすることにしました。渡したのに一向に持ってこない実習生には「どうなってんねん」と注意したり(笑)
余談ですが、周りの日本人はほとんど関西の人間なので、仕事中も「ちゃうちゃう」「あかんあかん」と言ってしまったり擬音が多かったりするので、実習生は苦労しているようです。
住む所を探すのにいつも苦労します。法人での契約であっても、住むのが外国人だからというだけで断られることが少なくありません。また、週末になると実習生同士集まってパーティーをすることもあり、時々騒音に関する苦情をもらいます。気候がよい季節だと窓を開けているので、余計に声が通ってしまうようです。現在は2軒のアパートで収まっていますが、今後実習生が増えた時に寮の拠点を増やさないといけないので、そのあたりの管理などをどうしようかなと考えています。
「安い労働力」とだけ思って受け入れるとしんどいです。育ってきた国も環境も違うので、そこを理解し間違ったことをしてもひと呼吸おいて考えないと、うまくやっていくことができません。人と人との付き合いをし、実習生のことを家族と思って親身になってくれる企業であって欲しいと思います。
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