受け入れ企業様の声
当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。
当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。
「菓子博にいきましてね、人が多くて、2時間待ちです。参りましたよ(笑)」
ニコニコと日焼けした笑顔を向けて取材スタッフを迎えて下さったO社のYさん。一気に和やかな空気が応接室に広がります。
実習制度を取り入れる際、なによりも大変だったのは社員の反対だったそう。「ベトナムから実習生が来ると言ったら、ほとんどの社員が『私たちの部署にはいれないで欲しい』という感じでした。
確かに、現場の人間としては、仕事が思うように進まなくなると思いますよね。
自分たちにもノルマがありますから。だけど、一度やってみようよ、あかんかったら配置換えするから……と無理矢理(笑)。
これからの日本は、こういった制度が大切になるんだから、と説き伏せました。
そして、一週間ぐらいは人を変えてローテーションで、ちょっとずつ彼らを教育していってもらったんです」
うーむ。実習生たちはマイナスの印象から、立場を上げることができたんでしょうか。
次の展開に、関西技術協力センターのスタッフはもうドキドキです。
「実習生は朝から晩まで一生懸命同じ溶接を、根気よく作業するんですね。日本人の新入社員だと絶対無理でしょう。その真面目な姿勢をずっと見てるとね……。社員たちも、一ヶ月ぐらい経った時には『この人たち、すごい!』という思いに変わったようです」
よかった……! スタッフ、一斉に胸を撫で下ろします。
「作業内容をメモしたりするし、積極的に質問もするし、与えられた事すら面倒臭いという感じの日本の現代っ子には無い真面目さがいいですね。
今では社員たちにとって、すごく良い刺激になっているようです。
ただ、半年でこんな感じですから、この先、何年か先になったら日本人が顎で使われてしまうんじゃないかな(笑)」げっ。
日本の若者よ、もっと頑張らないと……(汗)。
実習生の日々の暮らしは、とにかく節約。これは他社の感想でもよく耳にします。
Yさんも、様々な会社から、実習生たちの生活の切り詰め具合を聞いていたそうで、「お給料のほとんどを仕送りに回すと聞いていましたので、我々の方でも、最初のうちは、お米だけは無償で支給しようと決めていました。お腹をすかして作業をされても…ね(笑)」
その心遣い、本当にありがたいです! 実習生たちもとても心強いはず。
また、Yさんが、実習制度を実際に取り入れて一番大きく感じたのは、『日本自体が受け入れる体制になっていない』という事。
「日本では、仕事をする上では資格が絶対必要なんです。日本人の場合は、半年の間に絶対取らせます。しかし実習生がそれをしようとすれば、やはり日本語の
壁がある。ベトナム語で受けさせたらすぐに取れるはずなんですけど。日本の国の閉鎖性を感じます」
だけど、実習生たちには時間がかかっても資格を取得してほしい。
Yさんは、日本にいる間に、なにを覚え、取得するかが彼らにとって大切だと強く言います。
「だから、手間暇かかりますが、その部分は彼らに勉強させています。日本語も、2級は絶対取れよ、取らないとベトナムに帰すぞ!……なんてはっぱをかけたりね(笑)」
来年にはさらに2期生を3人受け入れるO社。第1期生の彼らには、良き先輩として後輩を指導できるよう、日本語も技術修得も頑張って欲しいです!
組合では、担当の方がとてもよくやっていただいています。
ただ、担当の方以外でも、ベトナム語のフォローを常にしていただける人材を強化していただけたら嬉しいですね。
御意見ありがとうございます。
「担当者以外にも母国語スタッフを充実させて下さい」との御要望と受け取りました。
確かに、母国語を要する受け入れ企業様からの問合せに対し、担当者以外の母国語スタッフも不在にしていた場合、対応に時間のかかることもあります。
今後はすぐに常勤の母国語スタッフを増やせないものの、非常勤でも対応が可能な母国語スタッフと連携を密にすることで、受け入れ企業様及び実習生をお待たせすることなく課題を解決するよう努めます。
(今後の状況によっては、常勤スタッフの増員もあり得ます)
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