スタッフブログ
イベント、実習生の様子などを紹介しています。
イベント、実習生の様子などを紹介しています。
広報誌2021年1月号に掲載した記事です。
A社の生活指導員の方より相談がありました。 半年前に帰国した1期生と比べて日本語力が低下しており、入国後約半年の4期生に至っては、わからなくても同じシフトの先輩に頼ればどうにかなると考えているようでした。 1期生には当然のことながら頼れる先輩がいませんでした。 自分たちの日本語力を向上させる以外、日本人と意思疎通をはかる手段がなかったのです。 また、お互いにライバル心に燃え、非常に熱心に学んでいました。 しかし2期生以降は様変わりし、頼れる先輩たちに甘えることで日本語学習の動機が弱まっていったと考えられます。
「意欲を向上させる」というのは簡単なことではありません。 「勉強しなさい」と問題集を渡すだけでは、やる気のない者にとっては豚に真珠、猫に小判です。 また、抽象的で無機質な目標では息切れしてしまいます。 むしろ「●●さんより上手くなりたい」「日本語ボランティアの可愛い先生ともっと話をしたい」「試験に合格して報奨金をもらいたい」といった、具体的な目標なら続けられるかもしれません。 私ども監理団体は定期訪問を通じて企業様、実習生それぞれに接し、会話できる機会があります。 悩める企業様とともに実習生の「やる気スイッチ」を探す、そんなお手伝いができるようにならなければ。 自らを戒めるきっかけとなりました。
※電話番号タップ時に、「このwebサイトから自動的に電話をかけることは禁止されています」と表示される場合があります。 iphoneの仕様によるものですので「通話を許可」をタップの上、発信ください。