関西技術協力センターは、大阪・愛知・広島に拠点があります。今回は広島事務所で行っている技能実習生への日本語サポートをご紹介します。

広島事務所のベトナム人スタッフＬさんは、担当する企業さまと技能実習生たちへのサポート業務の中で、特に日本語教育に工夫をしています。

自身がベトナムの大学で日本語を専攻していた経験から、実習生たちにすぐに役立つ教材という観点で、独立行政法人国際交流基金日本語国際センター制作の『いろどり 生活の日本語』を積極的に活用しています。

『いろどり』は、「日本で生活する人のための日本語教材」として誕生し、日本での生活シーンにすぐに役立つ基本的な日本語コミュニケーションを学べる教材です。読むテキストだけでなく、音声教材も使えるため、日常生活に必要な「聞く力」をつけるためにも実習生にピッタリな内容です。

日本の生活に密着したトピックスも豊富で、実習生たちも楽しみながら、学習を続けています。会話にもつなげやすい内容のため、実習先の企業様とのコミュニケーションにも役立っています。

さらにＬさんは、学習した『いろどり』の課の文法や語彙をふまえて、オリジナルのクイズを実習生たちとのグループチャットで出しています。正解者にはちょっとしたプレゼントがあり、実習生たちも積極的に日本語を学んでいます😊

外国語の学習には時間と努力が必要ですが、楽しみながら続けられ、さらに、すぐに役立つものであれば、学習者のモチベーションにつながります。これからも実習生たちの日本語力アップのために、楽しく学べるサポートを続けていこうと思います。

参考資料：独立行政法人国際交流基金「いろどり　生活の日本語」サイト