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イベント、実習生の様子などを紹介しています。
イベント、実習生の様子などを紹介しています。
外国人技能実習生を受け入れる際に受入企業側で住まいを準備する必要があります。外国から来ますので、その日から生活ができる家財道具(家具、家電、寝具、調理器具、食器、自転車など)も用意しなければなりません。その中で忘れてはいけないのがインターネット環境の整備です。
関西技術協力センターでは、技能実習生の受け入れの際に寮にWi-Fiの設置を必ずお願いしています。
日本に技能実習生としてやって来る東南アジアの若者たちは、SNSのメッセージ機能を使って家族や友達とビデオ通話をすることが多いです。彼らはほぼ100%と言っていいくらいスマートフォンを所持していますが、日本に来る前に解約するため日本でそのまま使うことはできません。モバイル契約をする人は稀なため、インターネット環境の整備が必須となります。
東南アジアでは若年層の爆発的な人口の増加とともに、SNSアカウント数やSNS利用率が世界トップクラスに成長しています。
特にタイ、ベトナム、フィリピンではネット利用者の90%以上の人がFacebookを使用しています。
<参考>1日のSNS利用時間
国名 | 利用時間 |
フィリピン | 4時間06分 |
インドネシア | 3時間17分 |
マレーシア | 3時間02分 |
タイ | 2時間59分 |
シンガポール | 2時間31分 |
ベトナム | 2時間28分 |
日本 | 51分 |
・SNSで何をしている?
プライベートの時間にFacebookを通してオンラインレッスンを受けたり、オンラインショッピングを楽しんだり、ビジネスプラットフォームとして中古品を個人間で売り買いしたりなど、日本人がイメージする日記のような使い方だけでなくシームレスに活用されています。
次に多いのがYouTubeです。日本の若者にも勝るほどにインターネットを活用しており、手が空いたときはスマホを触っていることが多いです。
寮にWi-Fiの設置は必須ではありませんが、彼らは母国にいる家族や友達と連絡を取りたいのは間違いありません。寮にWi-Fiがあれば、終業後は寮に帰るだけですが、寮にWi-Fiが無い場合は、無料Wi-Fiが飛んでいるコンビニなどに夜な夜なたむろすることになってしまいます。クレームの原因になったり、トラブルに巻き込まれる可能性もあることから、そのような事態は避けたいものです。
母国の家族や友達とビデオ通話で連絡をするため、通信容量オーバーになることが想定されます。最近は無制限プランなどもありますが、同時接続すれば通信速度が遅くなってしまいます。結局のところ、寮にインターネットの固定回線を契約してWi-Fiルーターを設置するのがベストです。
病欠の連絡やトラブルの際の連絡手段として、リーダー格の技能実習生に携帯電話を貸与される企業様もいます。連絡のルールや使い方をしっかり教えればSNSでの連絡でも十分機能します。企業の担当者様がFacebookのMessengerアプリをインストールする、または技能実習生にLINEをインストールさせる(LINEの使い方は教えてあげてください)などの方法があります。
»「技能実習」制度について詳しく見る(別ウィンドウで開く)
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