受け入れ企業様の声
当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。
当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。
初めての外国人材は「日本人と違って手間がかかる」という印象で、前向きではない社員も少なからずいました。言葉の壁を感じてしまい、現場サイドでもどう扱ったらいいかよく分からなかったというのが正直なところです。
どのように教えたらいいか、何が分からないのか、常に確認をしてひとつひとつ問題を解決していきました。例えば、日本人と会話する時は、曖昧な言葉でも何を言わんとするか意図を読み取ってくれます。しかし実習生に対しては、そのような日本人の考え方を押し付けず、理解しやすいよう物事をはっきりと伝えることを意識しました。歩み寄りを積み重ねた結果として、実習生との強い信頼関係が生まれたのではないでしょうか。
今では全ての社員が、遥々海外から来てくれた彼女たちのことを大事にしています。彼女たちが入ったことで社員が一致団結し、職場の雰囲気も良くなりました。良いサイクルが生まれ、まさに新しい風が吹いたと実感しています。
コツコツ勉強する実習生もいれば、日本人に話しかけることに積極的でない実習生もいるなど、個人の性格によって日本語の伸び具合が異なります。この3年間は技術もさることながら、日本語を学ぶ絶好のチャンス。日本語を磨くことで、日本企業に就職したり、日本語を使った仕事に就いたりと、選択肢が広がります。
せっかく手にしたチャンスをもっと活かしてほしいですね。入社時に「日本語の勉強を頑張りたい」と言っていた実習生たち。その気持ちを忘れず、向上心を持って取り組んでくれることを願っています。
初期の実習生は、お互いライバル意識を持って日本語学習に励んでいました。分からないことがあれば私のところへ来て意味を聞いたり、会話をしたりと、積極的にコミュニケーションを図っていました。今の実習生には言葉の面で頼れる先輩が多くいるため、日本人とのやり取りが減ってしまったように思います。ベトナム人の先輩に任せっきりにするのではなく、あくまで日本人が教えて、先輩が細かいところをサポートするという流れを作ることが重要だと感じています。
結果的に上手くいきませんでしたが、日本語に関わる機会を増やすための提案をしたこともあります。毎日一行でも良いから日記を書いてもらい、その日記に日本人がコメントをつけ、日記の内容を膨らませて会話をするというものです。最初は上手くいっていましたが、少しずつ実習生のやる気が無くなり、今や日記を書くことさえも無くなってしまいました。
パートさんが着付けてくれた浴衣を着て、皆で花火を見に行きました。別の機会には、私の実家で着物の着付け体験を開催しました。彼女たちは「日本=着物」というイメージを持っていたようで、着物を着た自分たちの姿を嬉しそうに写真に撮っていました。そんな彼女たちの喜ぶ姿を見て、私も嬉しくなりました。
その他、彼女たちが楽みにしていたのは「食べ放題」。皆で食べ放題に行き、その後大きな公園で自然を感じるというのが、当時の鉄板コースでした。華奢な彼女たちが思いっきり食べている姿に、若さを感じました。
体調不良や疲れが重なり、仕事中に倒れた実習生がいました。そのような時に日本語で意思疎通を図るのは、彼女たちにとってとても難しいことです。しかし他の実習生が通訳として寄り添ってくれたので、何とか早急に対応することが出来ました。
深夜に体調を崩して、実習生から電話がかかってくることもあったり、肩を痛めたりと色々な問題がありましたが、その度に実習生に歩み寄り、乗り越えてきました。
外国人だからと壁を作る必要はありません。3年間日本で働くと覚悟を決めて来ているので、日本側もサポート体制をしっかりとして対応することが大事だと思います。
実習生の存在が日本人にも良い影響を与えてくれます。教えることだけでなく、彼女たちから教わることも多いです。そして、日本人の当たり前は当たり前ではないことを再認識する良い機会だと思います。
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