ベトナムの送り出し機関で学んでいる外国人技能実習生（以下実習生）に対するオンライン授業を行いました。

既に実習先企業が決まっているものの、新型コロナウイルスの影響で授業を予定通り受けることができない実習生が多くいます。感染拡大防止のため行動にもある程度の制限があり、そんな生活に刺激を与えてやる気を取り戻してもらおうと開催が決まりました。4月開催分について紹介いたします。

第1部：アイスブレーキング(※)
講義を始める前に彼らの緊張をほぐすために「果物の名前当てクイズ」をしました。名前が分からない果物もありましたが、全員が参加でき反応は上々でした。

第2部：日本語の学習進捗に合わせた文法の講義
日本語の文法についての理解度の確認を行いました。また日本語で会話することにより、これからの学習課題も見えてきました。

第3部：日本について調べたことを日本語で発表
事前課題で調べた、日本で行きたいところを自分のことばで発表しました。様々な地名や名物の名前が出てきて、彼らの意欲を感じました。

第4部：組合スタッフからの激励の言葉
今回は組合広報課スタッフから10分程度のお話をしました。日本語講師の言葉とは違うので多少難しいところもあったかと思いますが、真剣に話を聞いていました。

実習生たちは最初は少し緊張していましたが、慣れてくると積極的に発言するようになりました。日本語で話したいというやる気の表れだと思います。教室の外からは他の組合の実習生らしき人たちが、オンライン授業の様子を興味深げに覗いていました。

オンライン授業は初めての試みでしたが、様々な課題も見えてきて大変有意義な時間となりました。新型コロナウイルスの影響が続いている間は継続して開催する予定です。

※アイスブレーキング：トレーニングを始める前に参加者の緊張をほぐしたり、不安を取り除いたりするために行われる手法