受け入れ企業様の声
当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。
当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。
「来てみないと分からない」というのがあったので、これと言って特別な反応はありませんでした。しかし徐々に職場の雰囲気はよくなりましたね。人手不足だったところに実習生を入れたのでそれが緩和されたということもありますが、課の中での改善点を自ら積極的に提案する実習生が出てきて、結果的に生産性が上がりました。
それと挨拶です。社内での通常の挨拶だけでなく、お客様に対しても必ず足を止めて挨拶をします。優秀な実習生ばかりではありませんが、挨拶に関しては全員優秀。見習わなければならないのは日本人従業員です。
金属プレスでは最終チェック以外の段取りから加工までの全てを、溶接では社員と同じ作業を、塗装はスプレーガンを使うので難しいこともあり、しばらくはブース外の作業で慣れてもらっています。個々の習熟度や検定試験の内容と照らし合わせながら作業を決めています。その検定試験、仕事の延長にある試験なら良いのですが、例えば溶接の場合、試験で扱う母材と実習で扱う母材の厚みが異なるため簡単にはいきません。合格するには練習が必要になるので、会社の方でその時間を設けています。本人のためではありますが、個々の時間を割いてもらうことになるので、教育手当を付けるという形を取っています。
これまでは完全に本社に任せていました。しかしながらここ2~3年を見ていると、年齢がどんどん下がっていったため社会人経験が浅く、受け入れる側がしんどくなってきました。そういった経緯もあり今回は、ある程度の社会人経験がある25歳前後の人という希望を初めて伝えました。
最近の実習生はよく休みます。体調が悪いこともあるでしょうが、それにしても多いです。有給休暇は基本的に事前申請としており、申請なく休んでいる実習生に確認すると「有給休暇にしておいてください」と言われます。希望通り有給休暇を充てるので、有給休暇がほとんど残っていない実習生もいます。当社は実習生も月給制であるため、これ以上休まれた場合に給与にどう反映させるか考えなければなりません。
教えるときはゆっくり話すよう心掛けています。ある程度日本語の分かる先輩に通訳を頼むこともあります。話すだけでは理解できなかったり聞き逃したりすることがあるので、文字にして紙を渡すということも最近始めました。平仮名ばかりだと勉強しなくなるので漢字も交えます。それぞれ「〇〇さんへ」と書いてひとりひとりに渡しているのに、理解している実習生は「必要ない」と言って返してきます。せっかく作ったものではありますが、理解しているのであればそれで構いません。読んでも分からない時は必ず誰かに聞くよう指導しています。
お恥ずかしい話、今いる実習生はN3ですら取得していないです。N1とN2にはおいしい手当てをぶら下げているのですが(笑)。でも理解しているし、話すこともできます。既に卒業した最初の頃の実習生はN1やN2を取得しており、N3は当たり前。日本の新聞も読んでいたし、図書館にも行っていました。この卒業生が3号で戻ってくる予定で、今いる実習生の刺激になればと思っています。
会社の行事として、花見BBQ、ぶどう狩りBBQ、健康ハイキング等を行います。今年度は互助会の方で、福井県カニ食べ放題ツアーを企画しています。参加するか否かのアンケートで彼らは、ほとんどが不参加でした。理由は「お金がない」。実習生は互助会費を積み立てていないためです。「お金だけが理由なのであれば、お金は出すから参加したい人は参加しなさい!」と言ったところ、ほとんどが参加になりました(笑)
配属初日には近江牛をご馳走して「いい所やで」とアピールしておきます。実習生がベトナム料理をご馳走してくれることもあります。その時にはお酒や小学校3年生程度の漢字のノートをお土産として持参します。
同じ社宅に住む社員から「音楽の音量」に対する苦情が出ています。日の浅い実習生については「ごみの分別」に関しても指摘されます。組合で習うのは豊中市の分別方法なので、この地域の分別方法に戸惑っているようです。間違って出されたゴミはもちろん回収されません。そのゴミを出したのが自分でなくても「僕がやりますよ」と積極的に分別を手伝ってくれたら嬉しいのですが、「僕じゃない」と言うだけで何もしてくれません。単身赴任で同じ社宅に住んでいる生産部長に「気付いたから分別しておいたよ」と言われてしまいました。
仕事の前、彼らが出勤してくるときには、できるだけ出迎えるようにしています。今朝は気温が氷点下だったのでフロアにしましたが、いつもは自転車置き場で「おはよう」から始めます。後ろ姿でも分かるほど彼らと密に接し、似たような名前が多い中でもきちんと覚えて呼ぶようにし、彼ら個人との付き合いを大切にしています。ベトナムに帰ってからも思い出してもらえたら嬉しいです。私自身は来年定年を迎えますが、私をとても慕ってくれている彼らとはこれからも関わっていきたいです。また、帰国してしまった実習生にベトナムで再会したい願望は、常に持っています。
ベトナム人はいいです!真面目で素直。ちょっとなぁと思っていた実習生でも、後輩ができたことによって責任感が出て、変わってきました。根っこにベトナム人の気質があるのだと思います。ベトナム人、推薦します!
技能検定会場への送迎をやってくれたらと思います。連れて行きたくないわけではありません。検定の様子を見たいとも思います。兵庫県まで行かなければならないので、道中長いなぁと・・・。
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